仏教SDGsとは
「誰一人取り残さない」という理念のもと国連加盟193カ国すべてが合意した、世界共通目標=SDGs。持続可能な社会の実現、そのためには目の前の課題に対処するだけではなく、なぜそれをするのか、と意識の視野を広く持つことが必要となります。
いま何が必要で、自分に何ができるのか。課題を見つけ出し、他者とつながり、自分に問い続けること。その持続の中から生まれる変化の集積が、社会全体を変えていく。
仏教を建学の精神に持つ龍谷大学は、「自省利他」という行動哲学を打ち出しています。自己中心的な考え方や行動をしてはいないか、常に自分を省みて、他(自然・社会・人)の幸せや利益を追求することを意味します。
持続可能な社会をめざす上で欠かせない「自省利他」を礎に社会に貢献できる人や活動を生み出すことが「仏教SDGs」のねらいです。
パートナーシップ
SDGsの目標は幅広い分野にわたります。実現していくためには、解決に向けた専門性や技術を持った人たちの連携だけでなく、誰もが当事者として関わっていくことが大切です。
教育機関だから出来ること、研究機関だから出来ること、学生だから出来ること…誰もが主体的に考え、出来ることを発揮し、他者とつながっていくことを重視します。
SDGsの担い手育成が大学の使命
「仏教SDGs」を掲げる龍谷大学がめざすのは、持続可能な社会の実現に向け、つながりを重視した教育機関。一人ひとりの力は小さくても、「自省利他」の思想を持って行動を継続していけば、やがて大きな力となり、変化は生まれます。
創立から約380年、人材育成に携わる龍谷大学では社会課題と真摯に向き合おうとする志の高い若者を、ハード・ソフトの双方から、全面的にバックアップし、大学発ベンチャー輩出数において高い実績を有しています。
これからの時代を動かす人材に求められるのは、未知なる世界に果敢に飛び込んでいくアントレプレナーシップ。自然と向き合い、人と向き合い、地球と向き合いながら社会をよりよく変えていける、SDGsの担い手を創出していきます。
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